副詞
📖 動詞の前に置き、禁止を表す。「莫要」「莫忘」の形で使う文語で、口語では「別」「不要」を用いる。また「莫不」「莫非」の形で、否定を重ねた強い断定や推測も表す。
1
〜するな(禁止)
📝 してはならないと戒める文語。台湾では標語や書き言葉に残り、「請勿」とともに掲示に用いられるが、会話では「別」を使う。
莫忘初衷。
(Mò wàng chūzhōng.)
初心を忘れるべからず。
非請莫入,這是規定。
(Fēi qǐng mò rù, zhè shì guīdìng.)
招かれざる者は入るなというのが決まりである。
2
まさか〜ではあるまいか、〜でないものはない
📝 「莫非」は推測を、「莫不」は例外のなさを表す。いずれも否定を重ねることで、かえって強い断定の響きを生む書面語である。
這麼晚還沒到,莫非出事了?
(Zhème wǎn hái méi dào, mòfēi chūshì le?)
こんなに遅いとは、まさか何かあったのではないか。
聞者莫不動容。
(Wén zhě mò bù dòngróng.)
聞く者で心を動かされぬ者はなかった。
名詞
1
莫(姓の一つ)
📝 姓の一つ。数は多くないが台湾にも見られ、また外国人名の音訳にも用いられる字である。
這位莫先生來自南部。
(Zhè wèi Mò xiānshēng láizì nánbù.)
このお名前の方は南部の出身である。
莫札特是奧地利作曲家。
(Mòzhátè shì Àodìlì zuòqǔjiā.)
モーツァルトはオーストリアの作曲家である。
💬 慣用表現
一籌莫展
手立てが何一つ思いつかず、身動きが取れないこと
愛莫能助
力になりたいが、どうにも助けられないこと
⚖️ 類義語との比較
「莫」は禁止を表す文語で、台湾では標語や掲示に残るが、会話では「別」「不要」を用いる。「莫非」は推測を、「莫不」は例外のなさを表し、否定を重ねてかえって強い断定の響きを生む。「莫名其妙」は台湾の日常会話で最もよく使われる成語の一つである。
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2026/08/23 13:59
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